タバコを吸っている人(喫煙者)はアルコール依存症になりやすい!意外な関係性

肝臓とお酒の関係を勘違いしていることはとても多いです。意外なお酒とたばこの関係や肝臓とお酒の関係、二日酔いなどについて紹介します。

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お酒を飲むときに気を付けなければいけないのが肝臓ですね。肝臓は1~1.5キロで身体の中で最も大きい臓器です。場所はお腹ではなく胸の辺りにあります。

肝臓の働きは500以上あります。例えば、タンパク質、糖、脂肪を分解する生化学工場と言われていたりもします。

 

 

口から入った食べ物や飲み物は胃や腸で吸収され、その成分は血管を通って肝臓へ運ばれます。

身体に不必要なアルコールや老廃物を解毒処理して排出します。そして、タンパク質や糖質などの栄養素は体内で使える形に変えます。肝臓は身体にとって肝心要な役割をしています。

 

 

年をとるとお酒が弱くなる!?理由は肝臓は小さくなるから

肝臓は60代になると20代の時と比べて30%も小さくなります。その分肝臓の機能も低下するので、年をとるとお酒が弱くなると感じてしまいます。

 

 

二日酔いに良い行動は朝ごはん

少し気分が悪くても糖質やタンパク質を摂ると肝臓が回復し二日酔いが改善します。

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ちゃんぽんは酔いやすいというのは嘘!

肝臓で分解されるアルコール量は同じなら酔い方も同じです。種類は関係ないんですね。

ちゃんぽんすると早く飲んだり、量がわからなくなるので酔いやすいと感じてしまうんです。

 

 

寝るとアルコールの分解が遅くなる

睡眠中は肝臓の活動が弱まり、アルコールの分解が遅くなってしまいます。つまり飲んでからすぐに寝てしまうと二日酔いになりやすくなります。

ちなみにビール中瓶1本分のアルコールの分解は約4時間(体重60キロの男性の場合)、寝るとさらに遅くなります(個人差はありますが、倍近くの時間がかかる方も)。

お酒は早い時間に切り上げて、その後しばらく起きていると二日酔いが防げぐことができます。

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肝機能は切除しても5日くらいで完全に元に戻る

肝臓は驚異の再生能力があり、機能は5日で戻り、大きさも数か月で元に戻ります。70%を切除しても問題ありません。

他の臓器より再生能力が高いのですが、それは肝臓が健康だった場合です。病気になると再生能力は失われます。

肝臓病の入り口となるのが肝臓に脂肪がついてしまう脂肪肝。推定患者数は約1000万人と言われていて、放っておくと肝炎を引き起こし恐ろしい病気につながってしまいます。

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肝脂肪は肝臓の細胞に脂肪がつく病気

内臓脂肪のように臓器の周りにつくと思っている方も多いと思いますが、肝脂肪は肝臓の細胞に脂肪がついた状態のことを言います。

肝臓の30%以上が脂肪になると肝脂肪と呼ばれます。

脂肪肝の原因の多くは飲酒です。飲酒するとアルコールの分解が優先され肝臓に脂肪が蓄積してしまいます。

 

 

タンパク質が不足すると肝脂肪になる

通常肝臓に送られてきた脂肪はタンパク質と結びついてエネルギーとなります。なのでタンパク質が不足してしまうと血液中に放出されず肝脂肪になってしまいます。

豆腐や枝豆などの脂肪分が少ない植物性のタンパク質がお勧めです。

 

 

健康診断の肝臓に関する検査項目について

GOT・GPTは幹細胞が壊れると高くなって、数値が低いと肝脂肪、慢性肝炎の疑いがあります。
基準値はGOTが10~40で、GPTは5~45です。

 

 

γ-GTPは数値が高いとアルコール性肝障害などの疑いがあります。他に胆汁(肝臓で生成される消化液)の流れが悪い可能性があります。基準値は男性が0~70、女性が0~35です。

沈黙の臓器と言われるくらい肝臓は数値が高くても痛みが出にくい臓器です。放っておくととんでもない病気なってしまうこともあります。

 

 

肝硬変

幹細胞が壊れて硬くなり、機能が低下してしまいます。年間約1万3千人が肝硬変で死亡しています。

原因はお酒の飲み過ぎと考えられがちですが、約90%がウイルス(C型肝炎ウイルスが70%、B型肝炎ウイルスが20%)、アルコールは5%です。

 

肝硬変が重度になると吐血

肝硬変によって血管が圧迫され、肝臓に流れるはずの血液が胃や食道に大量に送られることで、血のこぶ(静脈瘤)ができてそれが破裂してしまうことで吐血してしまいます。

 

 

肝臓が悪くなると息が臭くなる

肝臓の大事な働きの一つに解毒という働きがあります。肝臓が悪くなるとアンモニアを解毒できないので、息が臭くなってしまいます。

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しじみは肝臓に良いと言われるが、それは健康な人だけ

肝臓が悪い方、肝臓の病気がある方は鉄分の摂取のし過ぎはよくありません。鉄分が過剰に蓄積され肝臓に障害を与えることがあります。健康な方は大丈夫です。

 

 

たばことお酒の意外な関係

お酒を飲んでふわふわして気持ち良くなった経験をされた方は結構いらっしゃるかと思いますが、あれはアルコールの作用でドーパミンという神経伝達物質(快楽物質)が分泌され脳が「快楽状態」になっているからです。

だから気分が良くなったりストレスが軽減されます。

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これに対しタバコに含まれているニコチンはこの「快楽状態」を抑えてしまう作用があります。

ドーパミンの分泌を抑えられると気持ちよくならないので、気持ちよくになるためにアルコールを摂取する量が増えます。

 

 

要するに気持ちよくならないから飲み足りないと勘違いしてたくさん飲んでしまうということです。アルコールの摂取量が量が増えると依存性が高くなります。

なので喫煙はアルコール依存症になりやすくなってしまいます。喫煙者は非喫煙者の約10倍もアルコール依存症になりやすいと言われています。

 

 

お酒が強い方がいらっしゃるかと思いますが、これは「お酒をたくさん飲むようになる→アルコール依存症→飲みたくなってさらにたくさん飲む→アルコールへの耐性ができてしまい酔わなくなる→飲む→強くなった?」

強くなったわけではなく強い耐性できてしまっただけです。耐性が強くなってしまうと飲む量が増えて依存度が増します。お酒が強くなればなるほど依存するのでやめることが難しくなってしまいます。

 

 

タバコもお酒も自分や周りの健康に影響を与えてしまいます。実際にどのくらい影響があるのかを知らないのがやめれない原因の1つだと思います。病気が発症してから後悔しても遅いです。

すぐにやめられなくてもどのような影響を与えるのかくらいは把握しておきましょう。お酒は少量で我慢できるのが1番良いですね。

 

 

世話やき行動(イネイブリング)

アルコール依存症の方に世話をやいてしまいがちですが、これは依存症治療には逆効果です。

お酒を買ってくる

お酒がなくなる度に買ってくることです。本人が家族に頼んでもきっぱりと断ることが大切です。

 

会社に欠勤連絡

自分でさせましょう。これはそもそも常識のような・・・

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トラブルの際に謝罪

アルコールで様々なトラブルを起こすことがありますが、本人に代わって周りの人が謝罪せずに本人に謝罪させましょう。

 

借金を肩代わり

アルコール絡みで作った借金を肩代わりするのはやめましょう。

こういった世話やきを続けていると、本人が自分で起こした問題に直面しないので、治療に対する意識を全くしなくなって、アルコール依存症の治療を遅らせてしまいます。

 

 

飲酒を指摘するときは飲み始める前に指摘しましょう。飲み始めてから指摘すると、酔ってしまっているので効果はありません。

アルコール依存症の方は自分の問題を隠す傾向にあります。なので自ら進んで治療するというのはまれにしかありません。なのでその分家族が役割を果たして、本人に自覚させるしかありません。

 

 

家族が本人に話をして説得に応じて医療機関で受診するのは問題はありませんが、そうでない場合は家族にアドバイスが必要になります。その時に専門機関に相談するというのが大切です。

精神保健福祉センター、保健所、アルコール依存症の専門医療機関で相談を受けてくれます。

 

 

あとお酒をやめて回復していこうと思っている方々が、互いに励ましあいながら活動してる自助グループというところでも相談に乗ってくれます。

このようなところで治療する医療機関なんかも教えてくれたりもします。本人が嫌がってなかなかつながらないこともあります。

 

 

そのような時はかかりつけの医療機関に行って病院を紹介してもらうなどしてもらうと、意外ということを聞いたりします。

家族がかかりつけ医に頼んでもらうということもできると思います。会社に勤めてる場合は、産業医の先生が説得して受診させるというケースもあります。

 

 

アルコール依存症治療方法

解毒期

1~3週間は、身体に病気がないか治療をし、離脱症状への対処をします。

 

リハビリ期

心理社会的治療といって、アルコールの害やアルコール依存症を教育させ、間違った考え方を修正していきます。他に、カウンセリングや自助グループへの参加をしてもらうことがあります。

断酒補助薬という薬物を使うこともあります。

 

 

入院してから通院に切り替えていくのが基本です。治療の基本、目標は断酒です。お酒を完全にやめるということです。

アルコール依存症は飲酒のコントロールができない病気なので、量を減らすより思い切って断つのが大切です。

 

 

長い間お酒をやめていても、飲み始めるとすぐもとの状態に戻ってしまう特性もあります。なので断酒を続けるしかありません。

退院後は、定期的な通院、薬の服用、自助グループへの参加をすると、断酒を継続できる確率が高くなります。薬は2種類あって、抗酒薬アカンプロサートがあります。

 

 

抗酒薬は、一時的にお酒が飲めない体質を作り出す薬で、アカンプロサートは、中枢神経に作用して飲みたいという欲求を抑える薬です。

抗酒薬を肝臓障害などの副作用があることがあるので、確認しながら服用していきましょう。薬物はあくまでも補助なので、本人の意識が1番大切です。

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